中華系の捏造 (アカイブ)

【1】ファンタジーとしての古朝鮮

「韓国起源説」をWikipediaで検索したら、誰しも、その起源説の量の夥しさと奇想天外さに呆然とするでしょう。ですから、「朝鮮はかつて漢に匹敵する国土を持っていた」と主張するコリアンがいても、例の起源説の一種と思えば驚かないですみます。5年ほど前、中国人留学生が日本への帰途、上海空港で、韓国人に話しかけられ、「君は中国人か。孔子も孟子も韓国人だった。知ってるか?」と言われ、返答に困ったと苦笑しながら私に告げたことがあります。

質問者さんの期待は、おそらく「朝鮮民族は、遠い昔、中国に比肩し、日本などが及びもつかない偉大な国家を築いたことがある」という歴史を皆さんに共有してもらいたいのでしょう。その歴史は、はるか紀元前の時代、朝鮮民族が、半島だけでなく、西は華北を制し、北は満州・蒙古高原、東は日本列島を従えて大帝国を築いたという栄光の古朝鮮物語に違いありません。

韓国で描かれる歴史は、事実史であるよりも、国民に民族の誇りと励ましを与える目的で、虚実織り交ぜて記述された歴史物語だと理解されます。ところで、小中高の教科書は、檀君神話を史実として教えるとはいえ、まだ控えめに記述されている方かもねと思います(古朝鮮の領土に華北・蒙古高原・日本列島は含まれていない!)。しかし、ネットで覗う限り、韓国で語られている歴史の中には、とくに紀元前の歴史となると、もう歴史物語の域を超えたものがあるようです。空想の翼を奔放に広げ、朝鮮民族がアジアを駆けて驚天動地の活躍をするアニメーション・ファンタジーとしか言いようがありません。

【2】ナショナリズムと古朝鮮の歴史化

韓国歴史教科書での紀元前の歴史は、2006年までの檀君朝鮮の扱いは神話だったのです。ところが、韓国におけるナショナリズムの高まりを背景に、民族主義的な在野史学者の団体が、歴史教科書編纂担当の教壇史学者たちを呼びつけ、従来の歴史教科書は、日帝史学者が強大な古朝鮮を半島北部の小国に矮小化した植民地史観的歪曲歴史であると非難し、吊し上げました。歴史教科書の問題は韓国議会に持ち込まれ、結果、檀君神話は史実として教えるべきとされ、2007年12月告示の「2007年改訂教育課程」から史実扱いとなりました。それで、韓国の文明は、黄河文明より古い紀元前2333年に起こり、朝鮮半島から中国遼寧省(満州)までを支配する古朝鮮帝国が存在したことを歴史的事実と定め、教えているということです。農耕も金属器も文字もない石器時代の最中に国・文明が起こったなんて例は、世界中聞いたことがありません。朝鮮半島の青銅器時代早期は前13世紀ごろであり、それに千年も先立つ前2333年に国が起こるということは、世界史の常識を覆すことです。

これだけでも超凄い話なのに、後述のように現代韓国における古朝鮮物語は、南北統一志向に並行するナショナリズムの高揚と相俟って、教科書以外の世界で、ますます壮大化してきました。以下に取り上げる歴史地図や歴史物語は、小中高歴史教科書の内容ではありません。世界桓檀学会などが内容を国民に宣伝し、日刊紙・テレビなどのメディアに報道されたり、国定歴史教科書への掲載要求運動の対象となった「桓檀古記」や、ソウルの東国大学校BK20プロジェクトが作成、あるいは政府の援助を受ける北東アジア歴史財団が構想した歴史地図や歴史物語です。

【3】創作された古朝鮮大帝国

▲「桓檀古記」(1911年)が唱えるアジアに跨がる広大な古朝鮮桓国領土(緑青色)

①13世紀の創作「三国遺事」

朝鮮の紀元前後を記した書物に13世紀末に著された「三国遺事」があります。同書によると、熊から人になった熊女(ゆうじょ)の子である檀君王倹が、紀元前2333年王倹城(平壌)に都して国を開き朝鮮と号しました(檀君朝鮮)。王倹が以後1500年間朝鮮を統治しましたが、周の武王が殷王族の箕子を朝鮮に封じたので箕子朝鮮となり、檀君は山に隠れて山の神になりました。

ギリシア・ローマ・中国・日本など歴史の古い国にはよく建国神話があります。文字が普及していない段階では、後世への伝達手段としては口承しか無かったので、伝承を基に建国神話が編まれたのです。しかし、文字が一般人に普及していない時代に生まれた伝承を基にまとめられた建国物語を本来的な建国神話とするならば、建国して、文明の時代に入ってから千年以上も経過した後世になって、過去の伝承や文献に基づくことなく、個人の想像によって創作された建国物語は、神話でも史書でもなく単なる創作物語、或いは偽書ということになります。

ところで、朝鮮半島の檀君神話のことです。この神話は、建国からとうに千年は過ぎた高麗朝の1280年代に、僧一然によって著された「三国遺事」の物語です。過去の文献や伝承に拠らず、僧一然の思惟によって創作された仏教説話を、他国と同列の建国神話とは呼べません。紀元前後の東アジアについての記録なら、中国の史書「漢書」「魏志」があるのに、両書に檀君朝鮮の記事は全く出てきません。「漢書」には平壌の古地名〈王倹〉が出てきます。檀君王倹が実在なら、漢書に朝鮮建国の英雄名〈王倹〉が記載されない筈はありません。「三国遺事」はあくまでも仏教説話であり、史書ではなかったのです。

②20世紀の創作「桓檀古記」

「桓檀古記」は、日韓併合の翌年に当たる1911年、桂延壽が超古代から伝えられた朝鮮半島の歴史を編纂したというのですが、引用文献が不明だそうです。史料に基づいて書かれたものを史書というなら、桓檀古記は史書ではなく偽書と言わざるをえません。同書は1979年に韓国で印刷出版されました。

同書によれば、古朝鮮は、韓民族の先祖である桓氏が建てた桓国に始まり、47人の檀君が紀元前2333年~紀元前239年まで統治したと言います。その領土は、朝鮮半島から西はモンゴルまで、北は黒龍江をすぎてシベリアまで、南は対馬・日本列島に達する大帝国だったというのです。

【4】世界文明の始祖は朝鮮

世界四大文明の根』と題する上の絵図は、そこらの漫画本から抜いてきたのではありません。この韓国版の原図は、れっきとした、ソウルの仏教系私立大・東国大学校BK20プロジェクトが作成した古代歴史地図だそうです。

「パミール高原に発した朝鮮民族は世界に散らばり、エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・黄河文明を作り、主流は白頭山から朝鮮半島に入っていきました」という意味を表現している図だそうです。

大学は学問の府、学問とは科学です。こんな非科学的な歴史地図が、事もあろうに真理探求を本分とする大学で作成されるとは信じがたいことです。

次に、下の画像は韓国陸軍士官学校の教科書「大朝鮮帝国史」です。

「大朝鮮帝国史」と言えば、1994~95年に韓国で刊行されて大人気を博し、韓国漫画大賞出版賞を受賞したクム・サノ作品漫画のタイトルと同じです。漫画は朝鮮民族数千年の歴史を描いた民族物語絵巻なのだそうです。

紀元前後を描く第1巻の要旨は、①朝鮮民族が黄河文明を起こした。②倍立国・檀君朝鮮を建国し、③中華民族を制圧した。④箕子朝鮮・衛満朝鮮は漢人が建てた国ではなく、朝鮮帝国の衛星国家だった。⑤漢四郡は前漢の郡ではなく、漢の征討軍を撃退した朝鮮武将の所領だった。⑥沸流百済は現在の遼寧省・山東省・日本にまたがる大帝国を築いた。という内容だそうです。陸軍士官学校教科書の記載内容は知りませんが、名は体を表す、標題が全く同じ「大朝鮮帝国史」ということは、似た内容の可能性がありますね。

【5】証明に挫折した北東アジア歴史地図

上の「大百済帝国」は韓国で作成された古代東アジア地図です。北東アジア歴史財団が「北東アジア歴史地図」編纂事業として作成を試みた古代地図案です。「中国や日本の歴史教科書における韓国史の歪曲に対応する」という目的で、大学教授6人を中心に歴史学者ら60人余りを動員して編纂委委員会を設け、2008年から作成に着手した古代地図です。しかし、何年たっても、属国であり続けた史実を否定して、上記地図の正当性を証明することができず、45億ウォン(約3億9600万円)もかけた事業は8年余りで挫折してしまいました。
この「北東アジアの古代地図」では、朝鮮の領土が驚くほど広大で、まさに大帝国の観をなしています。日本列島も中国山東省あたりも「大百済帝国」の領土に含まれています。ここには掲載しませんでしたが、別にある「大新羅帝国」「大高麗帝国」でも、日本は各々その領土内です。それにしても新羅・高麗の広大さに比べて唐や宋の領土が何と小じんまりに描かれていることか!巨費を投じ、8年もかけて、何で こんな大嘘の歴史地図を作ろうとしたのでしょうか。その理由が振るっています。何と、
中国や日本に対して「朝鮮史の扱いが小さすぎる、教科書の歴史歪曲をやめよ」と要求する根拠となる資料として作成を試みたと言うのです。

【6】栄光の古朝鮮大帝国を説く団体

①東北アジア歴史財団

歴史財団創立10周年記念式展 2016.9.21     (役職員たち)

東北アジア歴史財団は、韓国政府教育部の傘下に2006年9月に設立された公共機関です。青瓦台が任命する理事長は閣僚級、事務総長は次官級、博士クラスの研究員46人を擁します。目的は「東北アジアの歴史問題及び独島に関する研究と政策開発」です。つまり中国や日本の歴史教科書の歪曲を正し竹島領有権問題に対抗するためです。要するに日中歴史教科書が描く矮小な古代朝鮮版図は歪曲だ、史実は遥かに大だった、竹島は韓国領だと主張するための政府後援の公共歴史団体といえます。

なのに、同財団からアメリカ議会調査局に提出された古代朝鮮歴史地図について、「朝鮮日報」や保守派セヌリ党から、「漢四郡が朝鮮半島にあったなんて地図は許せない、国益を傷つける。財団内に日帝史観の継承者がいる!」と痛烈批判されたそうです。韓国の外野席も凄いですね(笑)。メディアも「栄光の朝鮮古代史」には無批判で好意的なのだというネット情報をチラと見ました。

②世界桓檀学会

世界桓檀学会主催の第7次桓檀歴史家文学講座(ポスター:写真背景は対馬か)

世界桓檀学会は「桓檀古記」の内容を研究し、国民に広める歴史団体です。同書にテマド(対馬)は朝鮮半島の付属島と記しているそうです。講師のアン・ピョンウンウ教授は、対馬領有権を絡めて同書の真実性を強調したそうです。先年、対馬の某神社の絵馬にハングルで「対馬は韓国領」と書いたのが見つかったという、実物絵馬影像入りのテレビ報道を家人が見ました。対馬を包含する古朝鮮大帝国を信じてしまった韓国人観光客の仕業でしょうね。

【6】正しい朝鮮建国史

紀元前後の朝鮮半島における国家形成過程の史実は以下の通りです。

①漢人による建国

中国は周の武王の頃、亡びた殷の王族・箕子によって朝鮮北西部に建国された箕子朝鮮があったという伝説があります。しかし、これは考古学的に証明されていません。ついで前漢時代(前206~前8)には、漢人の衛満が建国した衛氏朝鮮(北は大同江~南は漢江)がありました。衛氏朝鮮は、紀元前108年漢の武帝に滅ぼされ、楽浪郡など四郡が置かれて、半島は漢帝国の直接支配を受けます。これが漢四郡時代です。このように、紀元前の朝鮮半島には漢人が建てた国家や郡はあったものの、韓人が建てた国家はありませんでした。

②韓人による建国

紀元1世紀から、半島南部に初めて韓人による小国分立がおこり三韓時代(馬韓・辰韓・弁韓)となります。ようやく3世紀になって三国時代(高句麗・百済・新羅)を迎えるのです。

おわりに

韓民族が漢帝国の領土に匹敵するような広大な領土を持ったことはありませんでした。でも、その何がいけないでしょうか。朝鮮半島は、大ならずとも、この2千年、独自の文化を形成してきた歴史をもち、小なりとも、現在、アジアの中進国としての存在感を有しています。ありのままの歴史に立って歩む国民こそ強いと思います。

後註

韓国歴史教科書の古代についての記述は、韓国における民族主義の高まりを背景に2007年に大きく転換した。古朝鮮は世界に誇る偉大な帝国だったとする神話が史実として記載されたのだ。これについて、Wikipedia (韓国起源説―歴史教科書)は、下記のように説明している。

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韓国の歴史教科書では檀君神話を史実として掲載し、「朝鮮半島の歴史は中国の歴史よりも長く、世界最古のひとつ」と教えて民族主義を扇動している面もある[76]

1981年大韓民国教育部長官安浩相朝鮮語: 안호상)は、

1檀君実在の人物

2檀君の領土は中国北京まで存在した

3王倹城は中国遼寧省にあった

4漢四郡中国北京にあった

5百済3世紀から7世紀にかけて、北京から上海に至る中国東岸を統治した

6新羅の最初の領土は東部満州で、統一新羅国境は北京にあった

7百済日本文化を築いた

という「国史教科書の内容是正要求に関する請願書」を国会に提出して[77]、第4次教育課程『国史』が作成され、1982年『国史』から2006年『国史』までは、古朝鮮の建国は、「檀君王倹が古朝鮮を建国したとする」と『三国遺事』を引用して、歴史的事実である可能性を叙述する[78]。しかし2007年『国史』からは、「檀君王倹が古朝鮮を建国した」とし、『三国遺事』からの単純な引用ではなく、歴史的事実として確定している[79]

comment :

純正韓国人(高等教育まで韓国)ですが,これらもほぼはじめて拝見する資料です.日本における在日の方とか北朝鮮のほうから主に主張されるものでしょうか.

補足すると古朝鮮の領土は資料がほぼないので原則復元は不可能ですが,現在の中国西間島の一部の領域に過ぎなかったと推定されるそうです(1990年代の教育において.今は分かりませんが).今気づきましたが,添付していただいた資料の증산도(甑山道)という団体は韓国国内においても疑似宗教と扱われる団体です.つまり,在日あるいは北からの情報ではなさそうですね.失礼いたしました.

Fujisawa Yasumiさんのプロフィール写真

コメントありがとうございます。韓国では、「古朝鮮大帝国図」や、4世紀の「大百済帝国図・大高句麗帝国図・新羅王国図」、7~10世紀の「統一新羅帝国図」などは一般にはあまり知られていないと理解していいですか?半信半疑でしたが、質問に「朝鮮の国土は漢に匹敵していたのに」とあったので、驚いて、やっぱり普通の韓国人はそう信じているのかと思ってしまいました。貴方は上掲地図を見たことがないとおっしゃるなら、話は別ですね。一般的でない、特別な疑似宗教団体の宣伝活動ということなら、書き方を改めないといけません。

掲載地図は「大百済帝国領土」——韓国歴史地図、で検索すると画像として多く出てきます。檀君神話については、在野史学者の団体が教科書で史実扱いせよと強硬に要求し、教科書作成担当学者たちを吊し上げたりし、国会でも強く要求して書き換えさせたという情報を読みました。学者たちを動員した「大百済帝国図」実証努力の経緯については、Youtubeなどのネット情報に上掲地図入りで出ていたと記憶します。さすがに韓国の小中高歴史教科書には同地図は出ていませんでした。

Wikipedia の「古朝鮮」にはこう出ています。「韓国では紀元前2333年に檀君朝鮮が建国されたとして検定教科書(中学校は歴史、高校は韓国史)の中に歴史的事実として記述されている。李氏朝鮮がまだ存在しない13世紀に著された『三国遺事』の「古朝鮮」は、衛氏朝鮮・箕子朝鮮に対応する形で檀君朝鮮を指しており、現在の韓国でも単純に古朝鮮と呼ぶ場合は、この檀君朝鮮を指していることが多い」「中国系の箕子朝鮮と衛氏朝鮮はナショナリズムからは都合が悪いため、韓国の学界は古朝鮮から箕子朝鮮と衛氏朝鮮を取り除こうと主張している」

このような理解でいいのですか?

ご質問ありがとうございます.まず最初のご質問に答えますと,おっしゃる通り,一般には全く知られていない用語・地図です.様々な変わった宣伝をする団体は,どこにでも存在するかも知りませんが,通常の正規の教育課程を終えた一般人(私の専門は理系です)の観点から申し上げますと,百済・新羅・高句麗の3国時代を経て,統一新羅が3国を統一(+渤海という国が登場)したという事実は一般的な常識ですが,これらの古代国家の国名に,「大」「帝国」などの修飾がついた用語に関してはかなり違和感を感じます.それから,3国のうち特に百済と当時の日本との交流が深かったという話も教科書などに強調されていましたので誰でも一般常識として覚えていると思います.詳細の内容は歴史に興味がない以上詳しくないと思いますが,三国時代 (朝鮮半島) - Wikipedia 日本語のWikipediaに載っている地図が一般人の常識通りだと思います.

なお,「古朝鮮=檀君朝鮮」は一般人の常識として一致していると思います.箕子朝鮮と衛氏(衛滿)朝鮮に関しては何となく言葉としては覚えておりますので,教科書などに言及はあったかも知りませんが,一般人として国名以上の情報を知ってる人はほぼいないと思います.私も歴史学者ではありませんので,あくまでも常識的な観点からの答えになってしまいましたがご了承ください.よろしくお願いいたします.

ご丁寧なご返事ありがとうございました。ご説明で概略は理解できました。私の回答文の真っ先に貴方から頂いた情報の要旨を記して、誤解を避けるようにします。所要で外出して先程帰宅しましたので、食事後に書き入れます。明朝読まれて、まだ、まずい点があれば、ご教示ください。

有難うございました。Samさんのコメントを拝見して安心致しました。
日本にも某「ムー」とかいう雑誌に書かれているようなファンタジーやら都市伝説みたいなものを生き甲斐にするような人種がいます。
Samさんにコメント頂いたおかげで、一連の古代朝鮮帝国みたいなものも、いわゆるムー大陸やらアトランティス大陸やらのような、そういうのが好きな人達によるファンタジーの一種なのだろうなぁと、俯瞰して考えることが出来ますね。

成程、「甑山道」といふ宗教団体ですか。それにしても何やかやと、あの手この手の集金集団が在るものですね。

from:  ファンタジーとしての古朝鮮Quara(JP)Archived from the original on 2022-06-12. Retrieved 2022-06-12.

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이씨

하씨

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<한국 고대사와 사이비역사학>, 젊은역사학자모임 지음

<욕망 너머의 한국 고대사>, 젊은역사학자모임 지음

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* <환단고기>, 이유립 저

* 이덕일 자칭 재야사학자

* <동이한국사>, 이기훈 저

* 일본열도 분국설, 김석형 (논문, 북한)

* 기마왕족 정복설, 에가미 나미오 (논문) 

* 광개토대왕비 개찬설, 이진희 

* 고구려 - 주몽과 동명성왕의 습합과정에 대한 연구 이성시 1998 (논문)

* 신라는 대륙에 있었다, 

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