[#短い哲学] 美について|マルクス主義の自由|攻撃性の本質|神に対する私の態度|秘密主義に対する態度

休み中に私がThreadに書いた文章を移して作成しました。


【#短い哲学考え】 「美」とは?

18世紀、ドイツの哲学者バウムガルテンは『美学』(1750)で最初美学を主張した。まだこの時代は美に対する認識を主観的なモノとみなされていたが、カントの『判断力批判』(1790)以降、美的経験を普遍的な経験として解釈する。カントによると、美を判定する趣味判断は主観的であるため、論証したり反論することは不可能でありながら、趣味判断が異なるときに議論をすることが可能であるという矛盾が発生する。この矛盾は、判断の種類によって解決される。判断には、すでに一般化可能な原理があるときに特殊を包摂する「規定的判断」と、普遍がまだ無いでも特殊を普遍として考える「反省的判断」がある。したがって、芸術は普遍的な判断が可能なナラティブであり、美は美の普遍的なルールがすでに存在していることではなく、ある芸術的天才によって芸術にルールが付与され、普遍的に美しいと判断される美が誕生することである。同時に、美は客観的な程度の普遍性はないが、人々の妥当性に対する要求に応えなければならない。そのため、趣味判断は必然的に共通感の理念を持って、認識一般をめざして自由に流動する感情である。

【#短い哲学考え】 美の重要性。

美は人生においてなぜ重要なのか?美の概念が悟性の領域から理性の領域に適用された時に感じる感情が「崇高さ」である。ある対象が端的に大きい、あるいは端的に偉大な力を持つと思われる時、五性を超越し限定されたモノを超え無限に対する意識を目覚させ、理性による無限の理念的顕示を通じて、人間は「崇高さ」を経験する。美的体験は人間を人間として、人間を美に敏感にさせることで、人間を美の中で人生を経験できる主体にする。

【#短い哲学考え】 マルクスの説明による労働とは。

カール・マルクス(Karl Marx, 1818-1883)によると、人間の労働は自然的材料に人間の欲望に適する形式を与える加工行為である。彼は自然を人間の加工によって客体化する過程を労働と定義する。これに対してマルクスは「自由は、自然の必然性に対する認識を基礎に我々自身と外部世界を支配することにある」と表現する。ここで表現されるマルクス主義の自由は、労働を通じてだけ成立する概念である。彼の思想は近代史において多くの争いを引き起こしたが、彼の貨幣価値に対する考え方は重要な意味がある


[#短い考え] 制御される攻撃性

誰も人生をまっすぐに生きたいなら、自分の中に怪物を持つべき。例えば、実際に戦争が起きたり、目の前で拳が当たったりしても、私がこれは些細な事だと思ったからといって、そのことが本当に些細な事にはならない。つまり、誰であれ、どんなに高尚で汚れたくないと思っていても、すでに汚れた誰かが紛争を起こすなら、同じように汚れる覚悟が必要だ。

常に正しいのは「より多くの攻撃性を持つ側」が正しい。どんなにデタラメでも、結局正しいのはより攻撃的な方だけ。間違った考えは、利益のない喧嘩は避けるべきだということです。いいえ、利益のない喧嘩は私が避けるのではなく、事件が人を避けるのです。結局、喧嘩をしたなら、そして戦争と相手が認識するなら、その戦争よりもっと攻撃性を想定しなければなりません。

知性の始まりは制御される攻撃性であり、この攻撃性はある種の怒りです。不正に対する怒りもあれば、復讐心による怒りもあります。ただし、怒りが目的ではなく、節制を通じて目的を理解する限定された攻撃性が指向点です。人を憎まず、罪を憎むのは攻撃性の制御です。


【#短い考え】 神に対する私の態度

世界は本当に規則的だ。キリストの主張は次のようだ。太陽の直径は864000マイル、地球の直径は7920マイル、月の半径は1080マイルである。これに1日は60×60×24=86400秒、太陽系の周期は72年×360度=25920年、月の周期は2160マイル×12ヶ月=25920である。その主張とともに、ギョベクリ・テペが示すように、古代人は天文学を重視し、シュメール人は60進法を使用していたという事実を考えましょ。遠い過去の誰かが数を考え出し、現代すべての人の認知構造はある発明者から受け継いだモノである。他にも、人は名もなく消えたある存在から何かを受け取って今の認知が可能なのだ。私は「神」は、それ自体であり、あるいは繋がった何かだと思う。だから「神」に対する信仰は自由だが、常に尊敬の気持ちは必須だと思う。

[#短い考え] 秘密主義に対する態度

人は回想によって記憶する。自分の記憶は次第に薄れ、消えていくが、それを思い出す事によって記憶の年限を更新する。そして、他人によって記憶が呼び起こされる回想が最も強力な効果がある。「情報公開」とは、一面でそうしなければ回想できないからこそ行われる事実もある。人は自分の記憶について、それが完全に自分のモノであると錯覚するが、実は社会に任せていた知識に頼って記憶している事が多い。

秘密主義による情報は世の中から消えやすい。秘密を秘めた場所、物が消えれば、人類全体の損失となる。

しかし、秘密は各個人を構成する重要な要素でもある。秘密がなければ集団から分離された自己は形成されない(ex.個人情報∈秘密)。そのため、独自性のためにある程度は必要である。また、人によって秘密が多いかも、少ないかもしれないけど、それは自我に対する態度の違いで、どちらかが優れているわけではない。時には秘密は力になることもあるが、その秘密が世の中から失われないように、いつか公開される一応の義務がある(義務ではなく、必要性とも考えられる)


:上記の内容は 2023-07-17〜2023-08-07 期間に作成した私のThread投稿から引用しました。著作権を徹底に守ってください。

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